Unreal Engine 5.8のMMORPG:エンジンがAncient Online: Remasteredのプレイヤーにもたらすもの
Unreal Engine 5.8がMMORPGにもたらすものをプレイヤー目線で。スケールするグラフィック、広い世界、生きた天候、ルールを決めるサーバー。
Unreal Engine 5.8のMMORPGと聞くとグラフィックの話に思えますが、プレイヤーにとってエンジンが大切なのはもっと実際的な理由からです。あなたの端末で世界がどう見えるか、世界をどこまで広くできるか、どれだけ生き生きと感じられるか、そしてPCやスマートフォンで動くかどうか。Ancient Online: Remasteredは基本プレイ無料になる予定の東洋ファンタジーのクラシックMMORPGで、ゲームクライアントはUnreal Engine 5.8(アンリアルエンジン5.8)で開発しています。この記事では、エンジンがゲームにもたらすものと、エンジンが決めないことを、プレイヤーの側から説明します。
Ancient Online: Remasteredは開発中です。現在はクローズドアルファの段階で、リリース日はまだ発表されていません。ここで紹介するシステムは、リリースまでに変更される可能性があります。
MMORPGでUnreal Engine 5.8は何をするのか?
オンラインゲームの仕事は2つに分かれます。クライアント、つまりインストールするプログラムは、世界を描き、音を鳴らし、画面を表示し、あなたの操作を読み取ります。Ancient Online: Remasteredでは、このクライアントをUnreal Engine 5.8で開発しています。サーバーはゲームのルールを動かします。私たちのサーバーは、エンジンとは独立して自分たちでC++で書いた別のプログラムです。つまり、見えるもの・聞こえるものを形づくるのはエンジンで、戦いの結果を決めるのはサーバーです。
PCからスマートフォンまでスケールするグラフィック
同じ世界がゲーミングPCでもミドルレンジのスマートフォンでも動く必要があるので、見た目と同じくらい設定が大切です。
- 全体の画質:Auto、Low、Medium、High、Epic、Cinematic(自動から映画品質まで)に加え、影、テクスチャ、エフェクト、描画距離を個別に設定できます。
- お好みでLumenライティング:Unreal Engine 5.8のリアルタイムライティングで、たいまつや魔法が周囲を照らします。初期設定ではオフで、PCでは設定からオンにできます。フレームレートを優先するならオフのままにしてください。
- アップスケーリング:TSR、FSR、DLSSは、低い解像度で描いた映像を拡大します。設定にはフレーム生成、NVIDIA Reflex、AMD Anti-Lag 2もあります。
- スマートフォン向けの設定:スマートフォンではPC専用の項目は表示されません。解像度(720p、900p、1080p、画面本来の解像度)とアンチエイリアス(FXAA、SMAA、TAA)を選びます。
各設定の働きと、端末に合った選び方は動作環境とグラフィック設定ガイドで紹介しています。
移動に合わせて読み込まれる広い世界
Ancient Online: Remasteredの世界は、ロード画面で区切られた別々のマップではなく、ひとつにつながった世界として設計しています。世界はセルに分かれていて、旅をするあいだクライアントがあなたの周囲の範囲を読み込みます。PCでSSDが必要なのもそのためです。機械式のハードディスクでは、新しい場所に入るたびにカクつきや長い読み込みが起きます。世界の内容はサーバー上でバージョンごとに管理され、ゲームに入る前に、クライアントは自分の世界データがサーバーのものと一致しているかを確認します。
天候、季節、昼と夜
現代のエンジンなら、世界はあなたのまわりで変わっていきます。開発版では次のとおりです。
- 10種類の天候:晴天から雷雨、霧、吹雪、砂嵐まで。各地域の天候はサーバーが決めるので、同じ場所にいる全員が同じ空を見ます。
- 季節と積もる雪:雪は地面を白く覆い、天気が回復するとゆっくり溶けます。
- 昼と夜:動く太陽と月、そして夜の星空。
- キャラクターも天候を感じる:雨で服が濡れ、マントがはためき、木々や草が風に揺れます。
天候はゲームプレイにも関わります。たとえば霧の中では、モンスターがあなたに気づく距離が短くなります。詳しくは動的な天候、季節、昼夜サイクルの記事をご覧ください。
エンジンとサーバー、どちらが何をするのか?
| 仕事 | 担当 |
|---|---|
| 世界、光、天候エフェクト、キャラクターの描画 | クライアント(Unreal Engine 5.8) |
| 音、画面表示、タッチ・マウス・ゲームパッドの入力 | クライアント(Unreal Engine 5.8) |
| 移動と戦闘の結果 | サーバー |
| アイテム、Tael、マーケットの取引 | サーバーとデータベース |
| 各地域の天候 | サーバー |
| 1秒間に25回の世界の更新 | サーバー |
この分担があるので、高性能なグラフィックボードでゲームはきれいになっても、攻撃が強くなるわけではありません。クライアントはサーバーの報告を表示し、どの端末でも同じルールが適用されます。サーバー側の作りは、スタジオの開発日誌 #1で説明しています。
PCとモバイルでひとつの世界
ルールはサーバーで動いているので、ゲームそのものを変えずに、クライアントは端末ごとに違う形をとれます。対象プラットフォームはWindows、macOS、Linux、Android、iOSで、開発版は現在WindowsとAndroidの端末でテストしています。スマートフォンには専用のタッチ操作画面があり、PCではゲームパッドに対応し、設定ウィンドウにはその端末で意味のある項目だけが表示されます。詳しくはPC・モバイル クロスプラットフォームガイドをご覧ください。
遊ぶには何が必要か?
公開している目標スペックの要点です。
- Windows:Windows 10 64ビット以上、メモリ8 GB、GeForce GTX 1060 6GB、Radeon RX 580 8GB、Arc A580クラスのグラフィックボード、DirectX 12、SSDの空き容量50 GB。
- Android:Android 10(64ビット)以上、メモリ4 GB、OpenGL ES 3.1。推奨はVulkan 1.1です。
- iOS、macOS、Linux:対象プラットフォームで、値は同じページに載っています。
CPUを含む完全な表は動作環境ページにあります。これらは目標値で、リリースまでに更新されることがあります。
よくある質問
Ancient Online: RemasteredはUE5のMMORPGですか?
はい。ゲームクライアントはUnreal Engine 5.8で開発しており、ゲームサーバーはC++で書いた自社のものです。
高性能なPCが必要ですか?
いいえ。最低目標はGeForce GTX 1060 6GB、Radeon RX 580 8GB、Arc A580クラスのグラフィックボードとメモリ8 GBで、そこからさらに設定を下げられます。Lumenは任意で、初期設定ではオフです。
モバイル版は同じゲームですか?
はい。同じ世界の同じゲームで、設定がスマートフォン向けに調整されています。LumenやアップスケーリングなどPC専用の項目は表示されません。
いつ遊べますか?
ゲームはクローズドアルファの段階で、リリース日はまだ発表されていません。お知らせはこのサイトとDiscordコミュニティで行います。
次に読むなら
動作環境ページで端末を確認し、ゲーム全体についてはAncient Online: Remasteredとは?をお読みください。クローズドアルファの最新情報はDiscordコミュニティでお届けします。


